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心療内科で行われる薬に頼らない認知行動療法

心療内科や精神科で行われる精神疾患の治療について、
薬漬けにされるイメージがあって抵抗がある、
という方もいるようです。

たしかに薬を使う場合もありますが、
それはあくまでその個人の症状によりますし、
多くの薬を使わない効果的な精神療法もあるのです。

精神療法とは、薬を使わずにその人の内面に働きかけることで
根本的に治していく治療法です。

精神療法で特に有名なのが「認知行動療法」でしょう。
認知行動療法は、私たちの物事のとらえ方(認知)を修正することで、
考え方や行動を変化させる治療法です。

私たちは同じ物事に対してもそれぞれ認知が異なります。
例えば、いきなり人前でスピーチを頼まれても、
「絶対無理!恥ずかしいし笑われちゃうよ」
という人もいれば、
「ちょうど言いたいことがあったんだ、いっちょ感動させてやるか」
と積極的な人もいます。

これは思考のクセとも言えて、
「人前で話す→うまくできない→恥ずかしい→やりたくない」
「人前で話す→注目を浴びる→人に影響を与える→やってみたい」
というよう同じことを目の前にしてもとらえ方が違っているのです。

この認知が歪んでくると、
物事のマイナス面ばかりに目がいってしまい、
常に不安におびえたり、ネガティブな感情に支配されたりしてしまいます。

認知行動療法は訓練された治療者の元で行うことで、
薬と同等以上の効果をもたらすこともあります。

今では気軽に心療内科の門をたたく方も増えてきました。
気になることが少しでもあれば、
気構えることなく問い合わせしてみてください。
体も心も早期発見が早い回復につながります。

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